アフリカハゲコウ
分類 | 鳥類 |
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名前 | アフリカハゲコウ |
分布 | アフリカ |
エサやり | できません |
コウノトリ目/コウノトリ科/ハゲコウ属
英名 Marabou Stork
学名 Leptoptilos crmeniferus
全長 110~152㎝
体重 4.9~9kg
寿命 (野生下)25年以上
(飼育下)不明※41年を超えた記録あり
ライオンやハイエナの食べ残しや、動物の死骸をあさったり腐肉などを食べる。魚やカエルなども食べる。他にも昆虫、小動物、卵など何でも食べる。死骸が見つからないとほかの鳥を殺して食べることもある。
アフリカハゲコウは見た目の不気味さと死骸を漁り、腐肉を食べるという生態から、「世界一醜い鳥」と言われてきました。しかし、実はとても重要な働きをする動物です。
アフリカハゲコウのように死肉や、腐肉を食べている動物を「スカベンジャー」といいます。もし、スカベンジャーがいなければ、死体が処理されず草原や森など自然界に死体が溢れてしまいとても不衛生な状態になり病気が蔓延するといわれています。スカベンジャーは死肉や腐肉を食べ自然を綺麗に保つ役割があります。ちなみに身近な動物では実はカラスもスカベンジャーです。
アフリカハゲコウやハゲワシなどがハゲている理由もスカベンジャーということにあります。腐った肉に頭を突っ込んで食べるので、その時に毛が生えていると毛に血や肉が固まったり、こびりついたり、とても不衛生になってしまいます。人間だと洗えばいいのですが、そんなわけにもいきません。そこで、毛をなくすことによって毛の中で細菌が繁殖するのを防ぎ、頭に直接日光をあてることで殺菌しています。