オオサイチョウ
分類 | 鳥類 |
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名前 | オオサイチョウ |
分布 | ブータン カンボジア 中国 インド タイ ミャンマー ベトナム ネパールなど |
エサやり | できません |
サイチョウ目/サイチョウ科/サイチョウ属
英名 Great Hornbill
学名 Buceros bicornis
全長 90~150㎝
体重 1.2~3kg
寿命 (野生下)30~40年
(飼育下)20~30年
熱帯雨林に生息しており、野生では果実、他にも小型哺乳類、昆虫などもたべます。
頭の上にある角のようなものが動物のサイの角に似ているため「サイチョウ」と名前が付きました。
この角のようなものの事を「カスク」と言います。カスクの役割ははっきりとはわかっていません。鳴き声を反響させるスピーカーとしての役割説。オスがメスにアピールするため説。オス同士の喧嘩の時にカスクをぶつけあう説。などがあります。カスクは重そうに見えますが中身がスカスカのスポンジ状になっているので、見た目よりもかなり軽くなっています。
オオサイチョウの子育てはとても変わっています。メスは交尾が終わると木の幹にあいた洞を巣にして、洞の中に入るとくちばしの先が少し出るくらいまで泥などで穴をふさいでしまいます。そして卵を産んでからヒナが孵ってもしばらく洞の中で一緒に過ごします。その間オスは子供とメスにせっせとエサを運びます。この子育ての方法のおかげでヒナは80%の確率で無事に育ちます。しかしオオサイチョウは準絶滅危惧種に指定されています。オオサイチョウが入れる木の洞だとかなり大きな木でないといけませんが、森林伐採により子育てをする大きな木が減って巣を作ることができなくなっているのです。