ほ乳類

ジェフロイクモザル

DATA

分類 ほ乳類
名前 ジェフロイクモザル
分布 中央アメリカからコロンビア辺り、ブラジル、中央アメリカの熱帯雨林
エサやり できません

MEMO

 

霊長目/クモザル科/クモザル属

英名 Geoffroy’s Spider Monkey

学名 Ateles geoffroyi

体長 30~65㎝

体重 6~9kg

寿命 (野生下)不明

   (飼育下)30歳を超えることもある

〈由来〉尻尾を使って移動する様子がクモに似ていることから「クモザル」。「ジェフロイ」とはジェフロイクモザルを発見したフランスの博物学者の名前です。ジェフロイさんが発見したクモザルなので「ジェフロイクモザル」と名付けられました。別名でアカクモザル、チュウベイクモザルと呼ばれることもあります。

〈生息地〉熱帯雨林に生息していますが、沼地やマングローブの湿地林など色々な環境に適応しています。クモザルはあまり地上には降りてきませんが、ジェフロイクモザルはクモザルの中では地上に降りる頻度が高いといわれています。昼行性で特に早朝はよく動きます。

〈食べ物〉野生では主に果実や木の葉、実などを食べていてエサの70~80%ほどを占めています。他にも昆虫、カエル、カタツムリ、鳥の卵など動物質の物も少し食べます。動物園ではリンゴ、サツマイモ、ニンジン、青菜、落花生、ゆで卵、季節の果物、フード等をあげています。

〈生態〉15~25頭ほどの集団で生活しますが、状況によって5~6匹の小さな群れに分かれて行動したり、群れ同士が集まって100頭近くの集団になることもあります。他の種類のサルの群れと一緒にいることもあります。

〈特徴〉クモザルの手には親指がなく、あっても痕跡として残っている程度です。これは木と木を素早く移動するために親指を退化させるという進化をしたためです。尻尾は体長よりも長く、把握性があり尻尾だけで木にぶら下がったりすることが出来ます。また尻尾の先の内側には毛のない部分(尾紋)があり、滑り止めの役割があります。

〈繁殖〉繁殖期は決まっておらず、メスは2~3年間隔で出産します。妊娠期間は226~232日ほどで一回の出産で一頭の子供を産みます。生まれたばかりの子どもは体重300~500gで10か月ほど母親の背中で育てられます。授乳期間は2年半を超えるといわれていて、オスは5年程で性成熟を迎え、メスは4年程で性成熟を迎えます。

 

 

 

ページトップ